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ランニングギアの基礎

【No.5 初心者必見】最初に買うべきランニングシューズと失敗しない選び方

📅 2025.12.01 👤 市民ランナー歴10年 運営者

【医療免責事項】

本記事の内容は、筆者個人の経験や一般的な情報に基づくものであり、医療行為や専門的な診断・治療の代わりとなるものではありません。体調に不安がある方や持病のある方は、自己判断で無理をせず、必ず医師などの専門家にご相談ください。

「ランニングはシューズさえあれば始められる」と言われますが、そのシューズ選びで失敗すると、モチベーションの低下や、最悪の場合は怪我につながります。上級者になると、トレーニング内容に応じてシューズを履き分ける「履き分け」が必須となりますが、最初の1足は、怪我なく楽しく走り続けるための「最高の相棒」を見つけることが最優先です。10年ランナーとして、私が実際に履いてきたシューズの経験を基に、ランニング初心者が最初に買うべきシューズの選び方を徹底解説します。

私自身、サブ4に挑戦する途中からシューズの「履き分け」を実践しており、今ではクロスカントリー用、サンダル型のミニマルシューズなども含め、5足のシューズが靴箱に眠っています(家族からは不評ですね…)。しかし、マラソンに取り組み始めた10年前は、たった一足のシューズから全てが始まりました。

1. 10年前、私が最初に出会った2足の名作

私のランニング初期を支えてくれたのは、偶然靴箱にあった、少しくたびれたランニングシューズでした。

1-1. 初めての相棒:ミズノ ウェーブライダー

最初に履いたのは、ミズノのウェーブライダーだったように記憶しています。このシューズは、普段履きにも使っていたため、すぐに靴底が擦り減り、アッパーに穴も開いたところでお役御免となりました。

このシリーズはミズノ社が今でもモデルチェンジを重ねており、まさに「万人受けする人気ランニングシューズ」の一つです。適度なクッション性と反発のバランスが良く、癖がないため、ランニングフォームがまだ定まっていない初心者にも自信を持っておすすめできます。

1-2. 安心感をくれた:アシックス GT-2000 New York

次に出会ったのは、アシックスのGT-2000 New Yorkでした。当時はクッション重視で足の保護に重点を置いたモデルとして知られていました。ウェーブライダーに比べるとやや重さは感じましたが、柔らかい履き心地はとにかく安心感があり、長距離への不安を和らげてくれました。

こちらもアシックス社が長年維持している「定番」モデルで、普段履きにも使える人気のシューズです。このGT-2000は、私が初めてのハーフマラソンと、大撃沈した初めてのフルマラソンで履いた、思い出深い一足です。

2. 初心者におすすめできる「定番」シューズ一覧

上記で紹介した2足を含め、このカテゴリに属するシューズの共通点は、「高いクッション性」「優れた安定性」「頑丈な耐久性」の3点です。走行距離を重ねてもへたりにくく、足の筋力がまだ弱い初心者ランナーの怪我のリスクを最小限に抑えてくれます。

以下に、大型量販店に行けば必ず店頭に並んでいる、初心者向け(デイリートレーナー)の代表的なモデルをまとめました。

メーカー 代表的な初心者向けモデル 特徴
ミズノ (MIZUNO) ウェーブライダー (WAVE RIDER) バランス型。適度なクッションと反発で迷ったらこれ。
アシックス (ASICS) ゲルカヤノ (GEL-KAYANO)、GT-2000 高い安定性重視。特にGEL-KAYANOは足元のサポートが強力。
ナイキ (NIKE) ペガサス (Air Zoom Pegasus) 伝統の万能シューズ。反発力があり、走り慣れた方にも人気。
アディダス (adidas) ウルトラブースト (Ultraboost) / スーパーノヴァ (Supernova) 柔らかい履き心地。普段履きにも使えるスタイリッシュなデザイン。
ニューバランス (New Balance) フレッシュフォーム880/860 (Fresh Foam X 880/860) フィット感とワイド幅の選択肢が豊富。860は安定性重視。
ホカ (HOKA) クリフトン (CLIFTON) 厚底ブームの火付け役。軽量でクッション性が高い。

3. 失敗しないシューズ選びの秘訣:お店でのチェックポイント

シューズ選びにおいて最も大事なのは、「とにかくまずは色んなシューズに足を入れてみること」です。インターネットで評判を調べたとしても、最終的に履くのはあなたの足です。

3-1. 必須チェック項目:プロネーション解析を受ける

可能であれば、「プロネーション」解析を行ってくれる大型スポーツ用品店や専門店を見つけてください。プロネーションとは、着地時に足が衝撃を分散させるために、内側に自然に倒れ込む動きのことです。

💡 プロネーションとは?

ランニングフォームの中で、足が着地した際に、足首が内側または外側に傾く度合いのことです。

  • ニュートラル (Neutral):理想的な内側への倒れ込み。多くのシューズが対応。
  • オーバープロネーション (Overpronation):内側に倒れ込みすぎる動き。安定性(スタビリティ)モデルのシューズが必要。
  • アンダープロネーション(サピネーション):ほとんど内側に倒れない動き。クッション性の高いシューズが推奨されます。

初心者の多くは、筋力不足からオーバープロネーションになりがちです。あなたの足に合った構造のシューズを選ぶことが、怪我の予防に繋がる最も重要なポイントです。なお、プロネーションの傾向はあくまで目安であり、医学的な診断ではありません。最終的な判断は、専門店のスタッフや医療・運動の専門家の意見を参考にしてください。

3-2. 店員さんのアドバイスと足入れの重要性

メーカー・モデルによっては、足の幅(ワイズ)が狭かったり、甲が低かったり、千差万別です。息の長いモデルほど、多くのランナーに支持されて改善を重ねてきた実績があるので、モデル名のあとの数字が大きい(例:GT-2000の20番台、ウェーブライダーの28番など)シューズは、店員さんも勧めてくるでしょう。

なるべくなら、ランニング経験の豊富な店員さんを見つけて、あなたの目標や普段の生活習慣などを伝え、あれこれ教えてもらうのが秘訣です。最近は店員さんがYouTubeやTikTokなどをやっていることも多いので、そちらで下見をしておくのもアリですね。

また、インソール(中敷き)を勧められることもありますが、これは足の保護やフォーム改善に非常に役立ちます。標準のインソールで違和感がある場合は、検討してみるのも良いでしょう。

4. 初心者が絶対に手を出してはいけないシューズ

ランニングに興味を持つと、上級者が履いている高価なレース向けシューズや、最近流行の厚底・カーボンプレート入りシューズに目がいきがちです。しかし、初心者がこれらのシューズに手を出してしまうのは、怪我のリスクが高まる場合があるため、強くお勧めできません。

4-1. カーボンプレートシューズが初心者に不向きな理由

私が過去に興味本位で、フリマで安くなっていたカーボンプレート入りシューズを体験したところ、踵がスカスカで幅も狭く不安定で、数度履いただけで怪我をする前にゴミ箱行きとなりました。もったいないと思いましたが、怪我をしてしまっては元も子もありません。

これらのシューズは、すでに筋力が完成され、安定したフォームを持つエリートランナー向けに作られています。高い反発力と引き換えに、安定性が犠牲になっているモデルが多く、筋力不足のランナーにとっては、足首や膝への負担が大きく、着地時のブレを抑えられずに怪我をする可能性が高まる場合があります。

ある程度トレーニングを重ねてから、ごく短い距離でそのシューズの強い反発を感じて走ってみるのは新鮮で良い刺激になりますが、最初の相棒は「安定第一」を強く意識してください。

5. 初心者向けシューズの驚きの耐久性と活用法

初心者向けのシューズが持つ大きなメリットは、その耐久性の高さです。レース用のシューズは、その旬(クッション性・反発性)を越えるのが300キロから400キロあたりと言われています(しかも高価です)。そのため、普段履きにするのは憚られます。

しかし、初心者向けのシューズは頑丈に作られている傾向があり、SNSなどを見ていると、1000キロ、1500キロと履いている方も多く見かけます。

そのため、ランニングだけでなく、普段履きやウォーキングにも向いているものが多く、その色使いやデザインも、シューズを選ぶ基準になって良いと思います。トレーニングウェアと合わせやすいものを選べば、モチベーションアップにも繋がるでしょう。

(ちなみに、シューズの走行距離や状態を管理する方法は、日々のトレーニングを効率化するために非常に重要です。これについては、シューズ管理の具体的な方法(記事No.14)で詳しく解説します。)

私やSNSなどで語っている自称専門家は決して専門家ではないので、最終的には信頼できる詳しい店員さんに出会って、アドバイスがもらえると最高ですね。この先、ランニングの苦楽を共にする、最初で最良のパートナーに出会えることを心から祈っています。

あなたのレベルに合った仲間と走ろう

シューズ選びが終わったら、次はランニングパートナーを見つけましょう。モチベーションの維持や、正しい練習を継続するために、同じ目標を持つ仲間が不可欠です。「RunMatch.fun」で、あなたのレベルに合ったラン友を見つけませんか?

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